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多言語郵送HIV検査の社会実装の可能性に関する検討

この研究は、現在、日本で提供されている郵送HIV検査の多言語化を行い、日本に住んでいる外国人に試験的に使ってもらい、利用者の特徴や満足度を把握するとともに、受検者へのサポート体制のあり方を検討し、今後の、多言語による郵送HIV検査の社会実装に向けたサービスモデルの構築を目的としています。
この研究の対象は、日本に居住している18歳以上の外国人です。この研究の実施される検査はHIVと梅毒の検査です。どちらか一方のみを受検することはできません。

まず、あなたがこの研究に参加いただけるかを確認させていただきます。以下の質問にお答えください。

あなたは日本のパスポートを持っていますか?

あなたは日本に住んでいますか?

あなたは18歳以上ですか?

研究の方法

この研究は、次の手順で行われます:

  1. 対象者に郵送検査の申込サイトにおいて検査の申込をしてもらいます。その際、申請者の特徴を把握するために、アンケートにお答えいただきます。
  2. 検査に関する質問や相談を受け付ける相談先の情報を、検査キット申請フォームと検査結果告知の画面に記載しますので、質問や相談がある方は連絡をしてください。なお、以下の点についてご承知おき下さい:
    1. 相談先によって対応時間が異なります。
    2. 対応時間内でもすぐに返信できない場合があります。
    3. 対応時間外の連絡に対しては、次の対応時間の際に返信することになります。
    4. 言語によっては機械翻訳を使った対応になります。
  3. 申請者に検査キットを郵送または指定の場所で配布します。郵送で検査キットを受けることを希望された方には、名前と住所の入力をお願いします。
  4. 検査キットに含まれている説明書を参照し、検査登録サイトにおいて、検査依頼とメールアドレスとパスワードの登録をしてもらいます。
  5. 検査キットに同封されている説明書を参照しながら、申請者ご自身で検体を作成し、検査室に返送してもらいます。検査キットを郵送/配布してから10日間が経過しても郵送検査の登録依頼/検体の返送がない場合、登録されたメールアドレスにリマインドメールをお送りします。
  6. 検査室に検体を返送後、概ね1週間で検査結果を見ることができるURLが登録されたメールアドレスに送られて来ますので、結果を確認してください。
  7. 研究責任者は研究の進捗を管理するため、個人を特定できない状態で検査結果を確認できることをご了承ください。
  8. 検査結果が「要血液検査」であった場合、感染の有無を明らかにするために、保健所や医療機関で血液検査を受検することが重要です。結果が「要血液検査」であった方には、血液検査受検に関するサポートを提供するために、医師(本研究の共同研究者)が登録されたメールアドレスに連絡をします。そのため、研究責任者が、検査結果が「要血液検査」であった方のメールアドレスと申請時に使用した言語を、メールにて医師に伝えることをご了承ください。
  9. 受検者が、検査結果が「要血液検査」であることを確認してから、医師が当該受検者に連絡をするまでに時間を要する可能性があります。速やかに相談を希望される場合は、検査キットの申請時と検査結果確認時にお伝えする検査や検査結果に関する相談先に連絡をお願いします。なお、相談先によって対応日時が異なるため、結果告知後に、相談を希望する可能性がある方は、相談対応可能日時を確認した上で、検査結果を確認するようにお願いします。
  10. 検査結果確認後に、多言語郵送HIV検査に関するアンケートにお答えいただきます。
  11. 検査の受付期間終了後に、検査結果の集計を行います。

郵送検査キットは、厚生労働省により承認されているH.U.POCKeT株式会社の郵送検査用採血キット(認証番号:304AFBZX00028000)を使用します。
この研究は、厚生労働科学研究費補助金エイズ対策政策事業「在留外国人に対するHIV検査や医療提供の体制構築に資する研究」班(研究代表者 北島勉)の活動として行われます。

この研究の予定期間

この研究は、2026年8月31日まで実施予定です。

研究参加予定人数

200人を予定しています。

この研究への参加はあなたの自由意思によるものです。

この研究へのご参加は、あなたの自由意思で決定することができます。アンケートは無記名で行われるため、一旦同意すると取り消すことはできません。参加しない場合、不利な扱いを受けることはありません。

個人情報の保護に関して

郵送検査キットを郵送での受け取りを希望する場合は、名前、住所をお聞きしますが、郵送検査キットの受け取りを確認した時点で、上述した個人情報は完全に破棄します。登録されたメールアドレスについては、本研究の終了時(2026年8月31日)に削除します。

この研究結果の公表について

この研究で得られた結果は、学術専門雑誌あるいは学会における発表を通じて公表する予定です。また、この研究で得られたデータが、この研究以外の目的に使用されることはありません。公表される際にあなたの身元が明らかになることはありません。

この研究でわからないことは、以下にいつでも遠慮なくご相談ください。

研究責任者:北島 勉
杏林大学総合政策学部
e-mail:hivtestingapp@gmail.com
電話:0422-47-8000 内線4526
ファックス:0422-47-8077(代表)

PDFでダウンロードして確認する

上記のことを理解した上で、あなたは「多言語郵送HIV検査の社会実装の可能性に関する検討」への参加に同意しますか。

HIVについて重要なこと

郵送HIV検査に関する説明をする前に、HIVに関する重要なことをお伝えします:

  1. HIVは「ヒト免疫不全ウイルス」というウイルスです。感染すると体の免疫力が弱まり、さまざまな感染症にかかりやすくなります。早く見つけて治療を始めれば、健康を保ちながら長生きすることが可能です。有効な治療をしっかり続けていればで他の人にうつす可能性もほとんどなくなります。
  2. 日本に住んでいる外国人が、HIVに感染していることを理由に、ビザを失うことはありません。
  3. HIVに感染していることを理由に、退学をさせたり、解雇することはできません。

また、この郵送HIV検査では梅毒の検査も行います。梅毒は細菌による性感染症です。感染して数週間から数か月で痛みのないしこりや発疹が出ることがありますが、自然に消えるので気が付かないことも多いです。放っておくと、数年後に心臓や神経に重い障害が出ることがあります。薬で治るので、早期に発見して治療することが大切です。

郵送HIV検査について

郵送HIV検査とは、医療機関や検査施設に行かずに、自分の好きな場所で自分の指先から採取した少量の血液を検査機関に郵送して検査を行うものです。約1週間後にオンラインでHIVと梅毒の検査の結果を確認できます。HIVまたは梅毒どちらか一方のみの受検はできません。

この郵送HIV検査の手順は下記のとおりです:

  • 検査を受検するためのオンラインで申込をする。
  • HIV検査キットを特定の場所で受け取る。
  • 検査キットに含まれている説明書に従って、自分で指先から血液を採取し、採取した血液を指定の検査機関に郵送する。
  • 約1週間後に、安全なウエブサイトで検査結果を確認する。

このHIV検査の結果は、「陰性」、「測定不能」、「要血液検査」のいずれかとなります。

陰性
HIV抗原およびHIV抗体が検出されませんでした。ただし感染初期で検出感度に満たなかった可能性もあります。感染機会があった場合には、その時期から3ヶ月以上期間を空けたタイミングで再検査を受けてください。
測定不能
採血量が不足していた等の理由により、検査を実施することができませんでした。
要血液検査
HIVに感染している可能性があります。ただし、この検査はHIV以外の抗体等と反応することがあります。そのため、かならず血液検査を受けてください。

また、梅毒の検査の結果も「陰性」、「測定不能」、「要血液検査」のいずれかとなります。この梅毒検査はTP抗体検査であるため、検査結果が「要血液検査」の場合、過去に梅毒に感染したことがある可能性が高いことを示しています。現在の感染状況を正確に把握するために、かならず医療機関で血液検査を受けて下さい。

HIV検査キットの受け取り方法

  1. 特定の配布会場に来てもらい受け取る
  2. 郵便局で受け取る
  3. 自宅に郵送する

❶については、申込時に配布する日時と会場をお伝えします。この郵送HIV検査は匿名で受けることができますが、❷または❸を選択される場合は、名前、送付先の住所をお聞きします。ただし、検査キットが届いたことが確認できた時点で、名前と住所は削除します。また、郵送する際は、外見からは内容物が何かわからない状況でお送りします。
検査キットを受け取った後、検査を受けない方には、改めて実施のご案内の連絡をさせていただきます。
郵送HIV検査キットを受け取ったら、1週間以内に検体を採取し、検査機関に郵送してください。

検査結果が「要血液検査」の場合、医師が血液検査の受検をサポートするために、医師からメールで連絡をさせていただきます。研究責任者がメールでその方のメールアドレスと使用言語を医師に伝えることをご承知おきください。受検者が結果を確認した後、なるべく早く連絡を取るようにしますが、連絡が翌日以降になってしまう可能性があることもご承知おきください。
検査キットを申請するページと検査結果を確認するサイトに、検査に関する相談を受け付ける連絡先を記載しますので、質問や相談がある方は連絡をしてください。

配布できる郵送検査キットの数に限りがあるため、申込は1人1回まででお願いします。また、申込数が上限に達した時点で受付を終了することをご承知おきください。

郵送HIV検査の申込

  1. 郵送HIV検査に関する事前アンケートにご協力ください。
  2. 検査キットの受け取り方法を選択してください。
  3. 受付番号をメールで送ります。

郵送HIV検査に関する事前アンケート

このアンケートは、郵送HIV検査の受検を希望するみなさんの特徴を把握することで、今後の郵送HIV検査の企画や運営に活用することを目的としています。ご協力をお願いします。

このアンケートの回答は統計的に処理されるため、アンケートのデータから個人が特定されることはありません。アンケートへの協力は自由で、答えたくない質問には答える必要はありません。

在留外国人のみなさんにとってより良い郵送検査を提供できるようにするために、アンケートへの協力をお願いします。

1. 性別

2. 年齢

3. 住所

4. 国籍

5. 在留資格

6. 日本での滞在期間

7. この郵送HIV検査についてはどのように知りましたか?(複数回答可)

8. 日本でHIV検査を受けたことはありますか。

9. これまで郵送HIV検査を受けたことはありますか。

10. 今回、検査を受けようと思ったきっかけは何ですか?(複数回答可)

11. あなたは以下のどれにあてはまりますか?

12. 過去6か月間にセックスをしましたか?

13. 過去6か月間に、3人以上で同時にセックスをしたことがありますか?

14. 過去6か月間に、相手にお金を払ってセックスをしたことがありますか?

15. 過去6か月間に、相手からお金をもらってセックスをしたことがありますか?

16. 過去6か月間にセックスをしたとき、コンドームをどのくらい使いましたか?

17. HIV感染予防のためのセックス前の服薬(PrEP)について知っていますか?

18. あなたはPrEPを服薬したいと思いますか。

19. 過去6か月間にPrEPを服薬したことはありますか。

19-1. どのようにPrEPを使いましたか。

19-2. PrEPをどこで購入しましたか(複数回答可)

19-3. PrEPの利用に関連して医療機関を受診しましたか。

19-4. PrEPを利用するための薬や検査の費用は、平均して1か月あたりどのくらいかかりましたか。

20. あなたはDOXY-PEP(セックスをしたあとに、性感染症への感染を予防するために抗菌薬を服薬すること)を知っていますか?

20-1. DOXY-PEPは以下のどの性感染症の予防に効くと思いますか。あてはまるもの全てを選んでください。

20-2. 利用できるのであれば、性感染症のリスクを減らすためにDOXY-PEPを利用したいですか?

20-3. あなたはDOXY-PEPを利用したことがありますか。

21. 今回のような多言語郵送HIV・梅毒検査に対して、あなたは最大いくらまで支払っても良いと思いますか。

ご協力ありがとうございます。
アンケート提出ボタンを押すと検査キットの申し込みサイトに移動します。
検査キットを希望する方は、次の画面でメールアドレスを入力してください。

郵送HIV検査キットを受け取ったら、1週間以内に検体を採取し、検査機関に郵送してください。

無料で配布できる郵送検査キットの数に限りがあるため、登録は1人1回まででお願いします。また、登録数が上限に達した時点で受付を終了することをご承知おきください。

郵送HIV検査を受けたいですか?